朴勝俊 Park SeungJoonのブログ

反緊縮経済・環境経済・政策に関する雑文 

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

太政官札の発行・流通・廃止の経緯 『明治財政史 12巻 通貨(2)、銀行(1)』から学ぶ

2020.6.24 解説・要約:朴勝俊 https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=11895319 ■ 解説 太政官札(だじょうかんさつ)は明治元年(1868年)に、新政府によって発行された政府紙幣です(ちなみに太政官は現在の総理大臣に相当する役職です)。それまで…

講談「寛政下(シモ)一揆」江戸近郷1016の農村が町民にクソ反旗を翻した物語

朴勝俊 講談「寛政下一揆」

「構造改革」で労働生産性を向上させることは本当に、「給料安すぎ問題」の解決策なのか?

toyokeizai.net2020/09/11 追記:関連動画とスライドはこちら(説明の図式は若干異なります) parkseungjoon.hatenadiary.com <はじめに> 経営アナリストのデービッド・アトキンソン氏が「MMTでは解決しない「日本人の給料安すぎ問題」 労働生産性向上のた…

新型コロナ禍の今こそ積極的経済政策が必要である -歴史から学ぶ反緊縮政策-

この文章は『現代の理論』(2020年夏号)に寄稿したもの(校正前)です。 季刊・現代の理論 ■ 新型コロナ禍の現状 2020年5月上旬現在、世界は新型コロナウイルスのパンデミックに襲われています。世界各地の医療施設で人員・設備・機器の不足が表面化し、医…

宇都宮けんじ陣営の『補足:地方債の発行について(宇都宮けんじの政策)』に見られる誤解を解きます

先日、以下「補足:地方債の発行について」(以下、「補足」)という文書が、ツイッターを通じて、「宇都宮けんじ 広報」というアカウントから拡散されました。筆者自身は、この「補足」に書かれていることを、選挙戦で超多忙な宇都宮けんじ候補は承知してお…