朴勝俊 Park SeungJoonのブログ

反緊縮経済・環境経済・政策に関する雑文 

2023-01-01から1年間の記事一覧

【翻訳】ペーター・ボフィンガー「ベスト・オブ・マンキュー: 世界で最も売れた経済学教科書の誤りと混乱」

ベスト・オブ・マンキュー: 世界で最も売れた経済学教科書の誤りと混乱 ペーター・ボフィンガー 2021年1月3日、朴勝俊訳 2023年12月18日 引用・参照は原典に対して行ってください Peter Bofinger (2021) Best of Mankiw: Errors and Tangles in the World's…

【翻訳】エーダー=ラムサウアー(2022)「山本太郎とれいわ新選組 ― 新自由主義日本のための、愛と、ポピュリズムと、ラディカルなデモクラシー」

アンドレアス・エーダー=ラムサウアー(2022)「山本太郎とれいわ新選組 ― 新自由主義日本のための、愛と、ポピュリズムと、ラディカルなデモクラシー」 翻訳: 朴勝俊(2023/10/17) ※ 公式の翻訳ではないため引用・参照は原典に対して行ってください。 原典…

ブロック&ソマーズ「スピーナムランド制度の影で:社会政策と旧救貧法」の翻訳

論文 ブロック&ソマーズ「スピーナムランド制度の影で:社会政策と旧救貧法」紹介文 朴勝俊 スピーナムランド制度の名を知る人はおそらく、マルクス&エンゲルスの著作か、カール・ポランニーの『大転換』か、あるいはベーシック・インカム(BI)を唱道するル…

円安およびエネルギー資源価格高騰で物価はどれだけ上がるか:産業連関分析を用いた価格波及分析

円安およびエネルギー資源価格高騰で物価はどれだけ上がるか産業連関分析を用いた価格波及分析 朴勝俊 2023年7月7日 1. はじめに 2021年頃から世界的にエネルギー資源(石炭・原油・天然ガス)の価格が倍以上に高騰しており、2022年に入っては2~3割におよ…

アーチャー&モーザー=ベーム(2013)『中央銀行の財務』(第1部第2節)抄訳

アーチャー&モーザー=ベーム(2013)『中央銀行の財務』(第1部第2節)抄訳 David Archer and Paul Moser-Boehm (2013) “Central bank finances”, BIS Papers, No. 71, Part A, 2. The relevance of own finances, as viewed from the economics literature …

資金循環統計を用いた近年のマネーストック増加率の要因分解

概要と結論 資金循環統計を用いて、近年のマネーストック増加率の要因分解を試みた。M3は2000年第に停滞し、2010年代に伸び、2020以降に急激に増えたように見える(図1)。ちなみに、2021年3月末までの1年間で約103兆円も増加した。これについてはまず、2020年…

クナップ『貨幣の国家理論』に関する概念整理

本稿は2022年11月に新訳が出版された、ゲオルグ・フリードリヒ・クナップの『貨幣の国家理論』(小林純・中山智香子訳、日本経済新聞出版)を読み進める方々の便宜のために、概念整理を試みたものである。貨幣に関して我々が平素使っている用語と、クナップ…